新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』
最新号に掲載している“一読の価値ある新刊書”10冊の内容をご覧いただけます。
編集部が独自のテーマを設定し、5冊程度の良書を選出して紹介します。
編集部員が思わず読書メモを取った、良書の中の“一節”や“物語”を紹介します。
編集部員が「いま改めてお薦めしたい本」「再読したい名著」をPick Up!
各ジャンルにおける必読の名著10冊を編集部が選定。選書は随時更新します。
1万人以上の定期購読者を対象とした読者アンケートで決定された、半年ごとのベストビジネス書です。
2014年5月号掲載
「シンプルな戦略」とは、戦略目的や達成目標が明快で、目指す方向性が一言で言える戦略のこと。巷の“戦略”を見ると、複雑で、的が絞られておらず、それゆえ残念な結果に終わるものが少なくない。重要なのは、シンプル。マッキンゼー在籍25年のコンサルタントが、シンプルな戦略の要件、作り方の基本、それを応用した戦略構築のパターンなどを教える。
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「レジリエンス」とは、失敗することへの恐怖心を消し、一歩前に踏み出す力のこと。いわば“逆境力”。本書は、このレジリエンスを解説するとともに、その鍛え方を説く。紹介されるトレーニング法は、欧州で生み出されたもので、認知行動療法やポジティブ心理学などの研究・手法を統合したもの。IBM等のグローバル企業も注目し、研修に取り入れているという。
これまで感動的なプレゼンテーションを数多く行ってきた、アップルのスティーブ・ジョブズ。彼のプレゼンは、なぜあれほど人々を魅了し、熱狂させたのか、その秘密を探った。ツイッターのように一文で製品やサービスを表す、ポイントを3つにする、簡単そうに見せる…。紹介されるやり方を正確に学べば、彼同様、聞き手の心を動かす話をすることは可能だ!
2014年4月号掲載
30年連続生保セールス日本一。“伝説のセールスマン”、第一生命保険の柴田和子氏が、75歳で定年を迎えたのを機に著された1冊。セールスのあり方、人脈づくり、人の育て方など、長年の経験で得たものを伝える。「セールスで大切なのは熱い思い、信念です」。序章のこの言葉通り、単なるテクニックではない、人間力に根差した「最強の成功哲学」が披露される。
イノベーションの源泉となる「ひらめき」。これを効果的に生み出すには、どうすべきか。「カオス」 ―― 物事が制御できない状態を意識的に導入することで、斬新なアイディアが芽吹くという著者たちが、そのユニークな方法をわかりやすく説く。ペストが猛威をふるった中世の欧州、アインシュタインが相対性理論を導いた経緯など、事例も盛り沢山。楽しく読める。
2014年3月号掲載
時間をかけて議論したのに何も結論が出ない、何の目的のために決めたかわからない…。世間では、会議は“ダメなものの象徴”になっている。しかし、会議には「会議モドキ」「ダメな会議」がある一方、真の問題解決に役立つ「本当の会議」があると指摘。「目的」「議題」「資料」「メンバー」の4つの点から、ダメな会議の病巣を明らかにし、打ち手を示す。
「驚きの成果」を上げる人と、「並の仕事」で終わる人。両者を分かつものとは? 著者いわく、結果を出す人は、流行に流されず、わが道を行く。「“品質第一”にとらわれない」「事業計画を立てない」「“あと出しジャンケン”をする」…。本書では、“その他大勢”との差をつける上で欠かせない、「自分で考える力」を磨くためのヒントの数々を披露する。
世界的ベストセラー、『人生を変える80対20の法則』の著者の最新作。今回は、結果の80%は原因の20%から生まれるという、あの「80対20の法則」をマネジャーに適用。仕事に振り回されることなく、心にゆとりを持ち、並の努力で並外れた成果を上げられるマネジャーになるための方法を説く。披露される方法はいずれも、努力すればその見返りは大きい!
2014年2月号掲載
著者はソニーの社員として、20年にわたり9カ国に赴任した経験を持つ。インドでは映画を通じ現地の人と接近、関係がギクシャクする韓国ではブログで自分をさらす…。本書では、試行錯誤の中で掴んだ「現地に溶け込み、楽しみながら成功する方法」を伝授する。「スキルよりも大切なもの」。この副題通り、最高の仕事をするカギは技術にあらず、“心の姿勢”だ!
「予測」が、本書のテーマ。金融市場、政治など、様々な分野における予測の失敗例・成功例に触れながら、情報洪水の中から、真実(シグナル)を見つけだすための理論と方法が説かれる。メディアによく登場する専門家ほど予測が当たらない、といった興味深い話も随所で紹介。著者は、2012年の米大統領選の結果を完璧に予測し、話題を呼んだデータアナリスト。
表題の「ゲーミフィケーション」は、最近、注目されつつある概念で、企業活動などに「ゲーム」を活用すること。ゲームというと単なる遊びのイメージが強いが、うまく使えば、人を動かし、ビジネスに革命を起こすことさえできるという。その理論から実践までを、名門ビジネススクールで、世界初のゲーミフィケーションコースを担当する著者たちが徹底解説する。
2014年1月号掲載
映画『ジョーズ』が大ヒットしたのは、撮影中、機械仕掛けのサメがうまく動かず、シナリオを書き換えたから。予期せぬ偶然がサスペンスに満ちた作品にした ―― 。ランダムな出来事に左右される世の中では、過去の分析や未来予測は無意味。「偶然や運」をつかむことが成功への道だ。本書では、成功者や企業の事例を挙げ、偶然をチャンスに変える方法を説く。
「シナリオ・プランニング」は戦略立案の一手法で、未来を複数描き、それに備えるもの。ロイヤル・ダッチ・シェル社がこれを使って「石油危機シナリオ」を作り、備えたことで1970年代の石油危機に対応できた話は有名だ。本書は、このシナリオ・プランニングの手法を、各種事例を基にわかりやすく解説。適宜挿入される図版が理解を助け、目を楽しませる。
2013年12月号掲載
トヨタ流の人づくり、強い現場づくりを支援するコンサルティング会社、(株)OJTソリューションズ。そのトレーナー ―― トヨタに40年以上在籍したベテラン技術者たちが、問題解決や改善を通じて社員を育てる、トヨタのメソッドを紹介する。「人を責めるな。しくみを責めろ」等々、強い会社に必須の、“考える人材”を育てる上でのヒントが詰まった1冊。
変化や競争の激しいビジネスの世界で生き残るには、イノベーションを起こすことが欠かせない。そのためのメソッドを、元ヒューレット・パッカード社の最高技術責任者が説いた。披露されるのは、「キラー・クエスチョン」という質問のシステム。体系化された、“正しい質問”を投げかけることで、固定観念を打破し、真に革新的なビジネスを生み出せるという。
2013年11月号掲載
今日、会社や産業が“突然死”するようになった。例えば、アップルのiPodの登場で、CDが産業ごと衰退した。いわば「仕事がなくなる時代」を迎えた今、ビジネスパーソンに必要な考え方、働き方とは? 世界的経営コンサルタントの大前研一氏が、これからは必須ともいえる「稼ぐ力」―― 会社にしがみつかず、自立して働く力をつけるためになすべきことを語る。
2013年8月号掲載
ビジネスモデルとは、ビジネスのコアとなるもので、企業の「価値創造の仕掛け」と、それを支える「仕組み」からなる。市場構造の前提が大きく変化している今日、重要なのは、既存の枠に囚われず、自らの手で、市場と顧客が「熱狂する価値」を生む、優れたビジネスモデルを築くこと。そのための考え方、手法を、多くの企業事例を挙げ、わかりやすく解説する。
著者は言う。「私たちは、殆んど決断や選択という能力を持たないのではないかと思うほど『優柔不断』な国民である」。そんな日本人に向け、マキァヴェリをはじめとした先哲の言葉、古今東西の歴史事例を引きつつ、冷静な現実把握と意志決定の要諦を説く。「意志決定のバイブル」として経営者たちに読み継がれてきた、1975年刊の名著をリニューアルしたもの。
2013年7月号掲載
ジョンソン・エンド・ジョンソンはじめ、外資系企業のトップを歴任した著者は、「ビジネスの失敗のうち80%以上は、コミュニケーションの不備に起因」するという。社内社外を問わず、あらゆる場面で欠かせないのがコミュニケーション力だ。本書では、自らの体験を基に、営業、人脈づくり、交渉等、様々な局面で役立つ「話し方」「聴き方」のノウハウを伝授する。
「プラザ合意」で知られる、ニューヨークの「ザ・プラザ」。この極上のホテルの元マネージャーが、“プロフェッショナル集団”から学んだ世界標準の働き方を紹介する。「一流がリピーターをつくるならば、超一流はロイヤルカスタマーをつくる」「一流がオリジナルにこだわるならば、超一流は真似ることにこだわる」等々、超一流を目指す上で役立つヒントが満載!
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